看護師が転職する際に、転職先の職場環境がどのようなものかはとても気になる点でしょう。病院の職場環境は、病床規模によって左右されると言っても過言ではありません。病床規模が大きいとどのような職場環境になるのか、小さいとどのような職場環境になるのか、しっかり確認してから転職先を探していきましょう。
規模の小さい病院は病床100床未満の病院を言います。そのうち20床未満を有するのはクリニックです。規模の小さい病院は大きい規模の病院と異なり、看護師の役割が明確に決められているものではありません。医師の補助はもちろん採血や患者さんの誘導、受付などの雑務などもこなします。様々な業務をするので専門性が身に着けられる職場は稀でしょう。
規模の大きい病院は500床以上の病床数を持っている病院です。規模の大きい病院は効率を良くするために部署が分かれていたり、看護師の役割も一人ひとり決まっていたりします。高度な技術力や医療処置の知識を常に職場で求められたり、頻繁なセミナーの実施があったりすることから看護師には高いスキルが求められることがわかります。キャリアアップのためにスキルの研鑽にも時間を惜しまないという看護師にとって刺激的な職場と言えますが、そうでない看護師にとってはストレスを感じる職場であるとも言えます。
病床規模の大きさは、看護師の働き方や看護師に求める姿に差異をもたらします。他にも福利厚生や取り扱う科の数にも違いがあるので、転職のときには自分の適性に合った場所かどうか見極める必要があります。転職を成功に導くポイントや求人の探し方などが〈病床規模で異なる看護師の働き方〉で紹介してありましたので、目を通してみてくださいね。